出産秘話 | 爆裂ファーストウーマン

出産秘話

ご要望にお答えして私の出産秘話を公開します。
35歳にして初出産。
予定日を1日に過ぎた早朝に陣痛が始まり、タクシーに乗り病院へ向かいました。
いよいよ迎える人生の一大イベント!
早く娘に会いたい気持ちと、出産ってどんなもの?っていう気持ちでドキドキ・ワクワク。
病院に着き診察を終え病室に移動し、陣痛の間隔が縮まるのを待っていました。
夕方になり、あれ~???陣痛が弱くなってきちゃった。
看護士さんの「廊下を歩いて陣痛を強めましょう。」の言葉に、「え~。いくら陣痛が弱いからって歩くのは無理でしょう?」という訴えも空しく、手すりに捕まりながら定期的に来る陣痛に耐えながらヘロヘロ・ヨレヨレで廊下を歩くも陣痛は強くならず。
「この様子では、明日は裏の坂道を歩いてもらうことになりますから。」と言われその日はそのまま就寝。
相変わらず弱い陣痛(とはいえかなり痛い)は定期的に訪れ朝を迎えた。
医師の診察があり、陣痛促進剤を投与されることになった。
順調に陣痛も強まり破水。
医師が胎児の確認。「あれ?頭が回ってないね。子供が大きいから回旋異常を起こしてるな~。」
えーえー!それって何って思ったその瞬間、「先生。このまま出てこなくて、羊水が無くなって、子供に異常をきたすことは無いのですか?だったらさっさと切って下さい!!!!!」と叫んでいました。
「そうか。だったら切るか。」という先生の主体性の無い判断のもと、緊急帝王切開へと。
その間、なんと32時間の苦闘でした。「だったら最初っからさっさと切れ!」と心の中でつぶやきながらやっと向かえる出産。
ところが甘い!それからが私の人生最高の痛みとの戦いでした。
その日は運悪く土曜日の午後3時。麻酔医は勤務を終え既に帰宅。その麻酔医が病院に戻ってくるまでの1時間30分、私は陣痛室に一人ほったらかし。
いつ生まれてもよいようなとてもすばらしい激痛の陣痛がひっきりなしに襲ってくる。
誰も来ない。痛い。「麻酔医はまだなの!!!!!!!!!!」
「もうどうでもいいから早く出して!!!!!!!!!!」
その時の1時間30分は何百倍にも感じました。
麻酔医が到着してから出産まではあっというまでしたが、それまでのあの経験は言葉では言い表せません。
お蔭様で身長52センチ、体重3900グラムの特大ベイビーは元気に産声をあげました。
本当にもう2度と経験したくない、陣痛と緊急帝王切開のダブル経験でした。