子供の成長
またまた沖縄に行ってきました。
以前からの予定通り、シェリーさんとお食事して参りました。
場所は嘉手納基地の中にあるレストランです。
基地の中にはめったに入れないのですが、その規模の大きさに
びっくりしてしいました。
3分の1程を案内していただいたのですが、病院・学校・郵便局・ボウリング場・フィットネスジム・ゴルフ場等がいくつもあり、一つの都市になっていました。
基地の中なのでもちろん戦闘機も止まっていました。
私はシェリーさんに数多くの質問をしたのですが、その答えの中で一番印象に残っていることを紹介したいと思います。
Q.戦地に行けば死ぬかもしれないのを分かっていて、徴兵でもないのになぜこんなに多くの若者が軍に入隊するのですか?
A.それは愛国心からです。
皆さんはこのQ&Aをどのように感じますか?
シェリーさんは日本人にもっと愛国心を持って欲しいと言っていました。
彼女はハーフですが、沖縄で生まれ育っています。国籍はアメリカですが日本の
ことも愛しているようです。
このシェリーさんの答えを聞いて思ったのですが、日本の文化や経済が衰退してしまった原因の一つには、この愛国心の薄れもあるのではないかと感じました。
アメリカ人は国歌に誇りを持ち、国歌を聞くと胸がジーンと熱くなるそうです。
今の日本人で、君が代を聞いて胸が熱くなる人がどれくらいいるのでしょうか?
アメリカと日本では国の歴史が全く違うので一概に比べられないのですが、私は本当に日本の将来が心配です。
多分、私たちが死ぬころまでは極端な食糧危機やエネルギー危機は起こらないと思うのですが、私たちの子供の時代は大変な時代になることは間違いないと思います。
私は常日頃から娘に、「自分のことは自分でする!」と言っています。
ママやパパが生きているうちは何でもしてもらえるかもしれないけれど、いつかはいなくなるのだから自分でしっかり生きていくようにと教えています。
娘は何のことやら分かっていないかもしれませんが、これからは確実に大変な世の中になっていくので、強くたくましく育てなければと思っています。
よく子供を溺愛している親を見かけますが、本当に子供を愛しているのであれば絶対に止めて下さい。
親が死ねば子供は自分の力で生きていかなければならないのです。確率的には親は子供より先に死にます。
残された子供がかわいそうです。
人間は経験することによって強くなります。
体も菌に触れることによって免疫ができ強くなりますよねぇ。
子供に対して制限を与えることはあまり感心しません。
子供の好奇心は無限だと思います。
子供の可能性を引き出してあげるのが親の務めであり、親のエゴを押し付けるなんて言語道断だと思います。
以前にも書きましたが、子供は神様からの預かり者です。
盲導犬候補の子犬を生後1年間だけ預かり、ありったけの愛情で育てるパピーウォーカーと同じです。
ある意味において、子供が成長して自分で生きていけるようになるまでのボランティアなのです。
ボランティアに物質的な見返りを要求する人がいるでしょうか?
いませんよね。
もしボランティアのご褒美としていただけるものがあるとしたら、それは感謝の気持ちではないでしょうか。
ですから、子供から親に対してもらえるご褒美も、愛と感謝の気持ちのみで良いのではないでしょうか。
子供は生まれた時から一人の人格者です。
人の人生を他人がつべこべ言うことではないと思います。
子供も同じですよね。
私たち親は、暖かい心で子供の成長を見守ることに徹していきませんか?
必ず子供から愛と感謝というプレゼントが届くはずです・・・。