ピンチはチャンス!~感謝の気持ちを大切に~
今回は病気についてです。
ある朝番組で「化学物質過敏症」の特集をしていました。
「化学物質過敏症」とは、新建材やインクやその他の物に含まれる化学物質に反応しアレルギー症状を起こしてしまうようです。
その番組では、小学生の男の子がこの病に侵されてしまい、小学校に通えなくなってしまい、日常生活にも支障をきたすようになっていました。
築20年の新建材が使用されていない家に引越し、常にマスクをしている常態のようでした。
学校で使用する教科書のインクの臭いで頭が痛くなるので、お母さんが1ページ毎に天日に干し、インクの臭いを飛ばしていました。
その子は新学期の始業式に出席したいとチャレンジしました。
登校途中の道にまかれている除草剤に反応してしまうので、お母さんに車で送ってもらったのですが、校庭に到着した時には、お母さんに抱きかかえながらフラフラと歩ける程度でした。
その時お母さんが「やっぱり無理です。やっぱりダメです。」と言っている姿を見て、私は涙が止まりませんでした。
今こうして原稿を書いていても、その光景を思い出して涙が出そうになってしましました。
なぜなら、私も子を持つ母親であり、その男の子を我が娘に置き換えてみると、自分の子供がこんな状態になってしまったらと思い、とても辛くなってしまいました。
このお母さんの気持ちを考えると、とても他人事とは思えませんでした。
幸いにも我が娘は五体満足に生まれ、大きな病気もせずに今まで過ごしてきましたが、これから先は何が起こるか分かりませんよね。
病気の原因にはいくつかの種類があるそうです。
もともと生まれる前に、より崇高な魂へと向上するための課題として病気や身体的欠陥を、自らが選んで生まれ出てくるものと、生まれたときは元気でもその後の人生において、不平不満ばかりを思っていたり、他人を妬んだりと悪しき心で生きている人は、自らの悪しき思いで病気になってしまうそうです。
また、病気になることはチャンスとも言われています。
今まで、傲慢で謙虚さのかけらもないような人生を送ってきた人が、自分が病気になり、人様のお世話にならなければ生きていけないことに気付き、感謝の気持ちを持ったときに、その人は幸せを感じることができるからです。
決して病気は忌み嫌うものではなく、病気と仲良く付き合うことが大事だと思います。
私の母も決して直らない病気にかかっていますが、病気との付き合い方があまりうまくないように思われます。
母は良く働き、とてもバイタリティー溢れる女性なのですが、一言でいうと感謝が足りない傲慢な人のようです。
私は母の病気は、母に与えてくれた大きなチャンスと捕らえているのですが、母は全然分かてないようです。
「なぜ悪いこともしていないのに、私ばかりがこんな目にあわなければならないかと」とよく言っていました。
もうそんなに長くは生きられないと思いますが、残り少ない人生の中で、最後に「感謝」を学んであの世に帰っていただけたらと思います。
以前にも書きましたが、子供は神様からの預かりものです。
母が私をここまで育ててくれたことに感謝しています。
若いころは母との間にいろんな葛藤がありましたが、私も子供を生み母になり、真の魂のあり方を学び、本当に心から両親に感謝しています。
私と娘の間にもこれからいろいろあるのでしょうが、立派な母親ではなく、常に素直で一生懸命な母親を目指しそうと思っています。
世のお母様方、お互いに頑張りましょうね!