私の教訓
ご無沙汰してしまいました。
今月に入って始めての更新になってしまいました。
前回で娘が膀胱炎になってしまったお話をしましたが、その後におたふく風邪にかかってしまい先週までお休みをしていました。
また、運悪く私自身も持病の腰痛が悪化し、生活のリズムが崩れてしまいました。
今週からやっと通常の生活にもどり、仕事も復帰しました。
この間、結構気になるニュースがあったのですが、その中でも特に気になったニュースは「女子高生拉致監禁事件」です。
娘を持つ母としては、とても恐ろしいニュースでした。
しかし、もっと恐ろしく感じたことは、犯人の生い立ちでした。
地方のお金持ちの家に生まれ、母親に溺愛され育ったと報道されていましたよね。
その母親が亡くなり、父親との確執が深まり、絶縁状態とも報じられていました。
その中で私が気になったことは、「なぜ父親を嫌うようになったか」ということです。
父親と言う人はお金持ちと言うこともあり、かなり女癖が悪かったと報じている所もありました。
私の憶測なのですが、母親が女癖の悪い父親の悪口を一人息子に愚痴っていたのではないかと思います。
家庭内において子供にとっての母親と言う存在は、自分自身を維持していく全てだと思います。
なぜならば、通常の家庭であれば子供が一番接する時間が長いのが母親であり、母親から多くのことを学び感じ成長していくものだと思います。
もちろん常識などと言うことを理解できるわけもなく、母親が言うことが全て正しいと思って当然だと思います。
その母親からいかに父親がダメな父親かを毎日聞かされたとしたら、子供は父親に対してどう思うか想像しただけでもゾッとしますよね。
夫に相手にされなくなった淋しさを、子供を溺愛することで解消していたと言う所ではないでしょうか。
私の子育ての教訓の一つとして、「絶対にパパちゃんの悪口を娘に言わなdい!」というのがあります。
もちろん喧嘩もしますし頭にくることも多々ありますが、子供にとって両親の仲が良いということは非常に重要な要素だと思います。
愛し合っている両親から一番愛されているのが自分であると言う安心感が自信に変わり、社会の中での困難や苦労を乗り越えるための原動力になるのではないでしょうか。
小さいころは「何かあっても両親が守ってくれる。」
この思いが子供の心を豊かにし、人に対する思いやりの心が生まれるのだと思います。
この事件の犯人は、母親が亡くなってから特に生活が荒れていたようですので、唯一自分を愛してくれていると信じていた母の存在を無くし、母の代わりに自分を愛し守ってくれる人を捜し求めていたのだと思います。
人の愛し方を知らない男性に、長く連れ添う人はそうはいないでしょうから、拉致監禁という恐ろしい手段を選んだのでしょう。
彼自身が彼の両親の被害者と言えるのかもしれませんね。
私たちのように現在進行形で子育てをしている者として、教訓にしたい事件だと思います。