「子育て」と「個育て」
「子育て」と「個育て」
先日いただいたコメントの中に、
【以前、レストランなどで暴れている子供を放置していた親が、他の人に注意された際「これがこの子の個性なのよ!」と逆切れしたという話を聞きかなりあきれてしまいました。】
とあったのですが、私は子供の個性を伸ばすと言うことと社会のルールを守らせると言うことは同時進行で行わなければならないと思っています。
最近は個性がなく画一化された者や物が多く、個性的に育てると言うことはとても大切なことだと思います。
私が尊敬する方が、自分の息子さんのお話をしてくれたことがあるのですが、その息子さんはとても個性的で小さい時は言葉が上手にしゃべれなくて、そのもどかしさからよく暴れていたそうです。
とてもやんちゃで困ったそうなのですが、それをどの様にして克服したかと言うと、学校を休ませていろんなとこらに連れて行ったそうです。
時には映画を見たり、花やしきで射的をしたりと通常の親では考えられないようなことをしたそうです。
その息子さんは、好奇心が強くエネルギーが有り余るほどの子だったので、規制の枠にはめることは無理だと判断し、個性を伸ばすことをしたそうです。
もちろん他人に迷惑をかけるようなことはしないのですが、学校に行かない分成績は優秀とはいかなかったようです。
その息子さんも今は40歳を過ぎ、会社の社長をしています。
社員からはとても尊敬され信頼されています。
自分の会社以外の人でも困っていれば助けてあげるし、相談にも乗っています。
やはり今でも個性的であり人を引き付けるオーラは感じますが、子供のころのやんちゃな面影はなく逆に穏やかな印象を受けます。
このお話がとても良い例だと思うのですが、いち早く子供の性格や特徴をつかみ、その中の良い部分を引き出してあげることが親としての役割ではないかと思います。
私と娘はとてもよく似た性格なのですが、「自由奔放・信念を持ってわが道を突き進む」といった感じです。
なので時々、「これはわがまま?それとも個性?」と思うことがあります。
それは自分自身のことであったり娘のことであったりするのですが、私自身が判断できない時があります。
そんな時は、人様に迷惑をかけているかいないかで判断するようにしています。
どんなに個性だと主張しても、それが人様に迷惑をかけるようなことであれば、それは個性ではなくただの自己中としか見てもらえないと思います。
確かに、社会の中で活躍いている人はかなり個性的な人が多いと思いますが、社会からはみ出してしまうような人はあまりいないと思います。
この微妙な違いが難しい所なのですが、「子育て」は「個育て」でありたいと思っています。
21世紀を担っているのは私たちの子供たちであり、心身ともに豊であって欲しいと願っています。
※次回は中部電力のコミュファ の紹介をさせていただきたいと思います。
名古屋市限定になりますがよろしくお願いします。