「自殺」について。
今回のテーマは「自殺」についてです。
現在、年間の自殺者の数が3万4千人を超えているのをご存知ですか?
自殺者の多くは中高年の男性だそうです。
なぜ中高年の男性に自殺者が多いかと言うと、戦後の高度経済成長期を支え物質的な価値を重要視した世代であるがために、自分自身をも物質的にとらえてしまっている人が多く、何かのきっかけで自分の物質的価値が下がっていると思ってしまうと、生きていくことができなくなってしまう世代だからだそうです。
しかしもっと怖いのが、私達の子供の世代です。
私達の子供の世代は物があってあたりまえで、本当の愛ではなくお金や物を多く与えられて育っているので、自分自身の心も体も物としてとらえている子供が大半のようです。
売春をしてお金を得ることにも抵抗はなく、「減るものじゃないし!」と平気で言ってしまうのです。
また、ゲーム感覚で命をとらえているため、リセットできると勘違いしている子供も多いようです。
自分の心と体を物と思い、命はリセットできると思っている子供たちだから、自殺にも結びついてしまうのだと思います。
インターネットでは集団自殺のサイトがあり、一人では淋しいけれど何人かで行えばOK。
そして、自分の命だけではなく他人の命をも物的にとらえ、気に入らなければ消してしまう。
たとえそれが親や兄弟や友人であろうが関係ない・・・。
本当に恐ろしい時代がやって来たなという感じです。
では、こんな恐ろしい時代をどうやって生き抜いていくかということになると思うのですが。
やはりそれには「真実の愛」しかないのではないでしょうか!
昨日、私の会社の26歳の男性社員に「愛」の話をしたのですが、「愛」が分からないと言いました。
もちろん今までに改めて「愛」の定義など学んだ経験もなく、「愛」とは何かを考えたこともないようなので、あたりまえの回答だと思います。
そこで私が答えたのは、「人に何かをしてあげても何も見返りを期待しないこと」でした。
もちろん「愛」の答えはそんなに簡単なものではないのですが、現在の彼にはこの答えが一番的確だと思い答えました。
「人に何かをしてあげても何も見返りを期待しないこと」これは子育てにおいてもとても重要なポイントだと思います。
私たち親が子供に与えなければならないのは「無償の愛」であり、「打算的な愛」や「計算された愛」ではないということです。
子供のためと言いながらも自分の満足のためであったり、見栄や体裁を取り繕うためだったりしていることが多いのではないでしょうか?
最近のテレビ番組では引きこもりやリストカットを繰り返す子供たちを取り上げているものが多くありますが、その子供たちが言うことはみな同じです。
「親がかまってくれない。自分の話を聞いてくれない。」
子供と心から向き合っていない親が多いのではないでしょうか?
私にとっては子供と話すことはとても楽しいことですし、一緒に大声で歌って踊ることもよくあります。
娘のお笑いの師匠は私なのですが、保育園の先生からの評判もなかなかのものですよ(笑)
せっかくこの世に生まれてきて子供を授かり、どんなに頑張っても一度の人生なのですから、子供と共に楽しく生き抜きたいですよね。
私はいつもそう思って生きています。